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千葉支部女性委員会 第4回車座で学ぶ勉強会
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平成19728日(土)午前430分 ~ 第4回車座で学ぶ勉強会

鉄骨造の初歩的な疑問解決! の勉強会を実施しました。

テーマ】構造図を読む。(小規模の鉄骨構造)

【構造設計図とは】標準図(特記仕様書・配筋及び鉄骨標準図)、一般図(杭・基及び各階伏図・軸組図・断面リスト)、詳細図(鉄骨又は配筋詳細図)などをいう。

【意匠図との関連性】CADで作図する場合、共通で使えるデータはレイヤを分けて有効活用し、時間の短縮をはかると良い。また関連する訂正箇所は、図面の受け渡しだけでなく、良くコミュニケーションを図る。(図面を1枚ずつチェックするのは時間がかかり、見落としもあるので。)

【図面作成の注意点】「正確・簡単・明瞭に!」その具体的な方法を検討しました。

 < 構造設計図を読む > 

~小規模の鉄骨造~

 

1.構造設計図にはどんな図面が必要か

図面名

スケール(参考)

内  容

< 標 準 図 >

特記仕様書

工事特記、材料の仕様(コンクリート・鉄筋・鉄骨の種類等)、地盤の試験等

配筋標準図

鉄筋の配筋の原則(コンクリートかぶり厚さ、定着・重ね継手の長さ等)

鉄骨標準図

鉄骨の組立の原則(柱梁接合部の溶接の仕方・ボルトの配列の仕方等)

< 一 般 図 >

杭・基礎伏図

1100 / 1200

杭・基礎の特記事項(種類、工法、材料等)、及び配置図

通り芯と番号、基礎の配置(通芯からの寸法)、レベル(書込)、部材番号

各階伏図

1100 / 1200

構造部材(柱・大梁・小梁・・階段)の平面的配置図

通り芯と番号、部材の配置、レベル(書込)、部材番号、(床材)

軸組図

1100 / 1200

構造部材(柱・大梁・)の立面的配置図、フレーム(通り芯)ごと

基準線(GL,FL)と通り芯と番号、配置、レベル(寸法)、部材番号

(胴縁と壁開口)、ジョイント位置、

断面リスト

130 / 140

伏図・軸組図に記した部材番号の具体的な断面形状のリスト

大きさ・配筋・接合箇所のプレート厚とボルト本数等

杭・基礎、基礎梁、柱、大梁、小梁(その他二次部材)、壁、床、階段…と

各部材毎に構造物の下から順番に並べる

< 詳 細 図 >

鉄骨詳細図

130 / 140

標準的なフレームを1スパンくらい取り出し、柱・梁の各部材がどのように

接合されているかを示す姿図 (プレートの取付・厚さ、ボルトの配列等)

(配筋詳細図)

130 / 140

①標準的なフレームを1スパンくらい取り出し、柱・大梁の配筋を具体的に

示す姿図 (補強筋、定着長さ、継手、フープ・スターラップの割付等)

②リストにない細かな部分(例:庇、パラペット)の配筋方法を示す断面図 

2.構造設計図の読み方

○伏図は見下げ  例:2階伏図-2階の柱・壁と、床、床下の梁

○軸組図は、Y通フレーム-伏図の下から、X通フレーム-伏図の右から見た立面で表す。

○部材記号       凡例: P60 F1 W15 S1等

記 号

(元の英語)

部 材

記 号

(元の英語)

部 材

P

Pile

C

Column

F

Footing

基礎

G

Girder

大梁

FG

Footing Girder

基礎梁

B

Beam

小梁

FB

Footing Beam

基礎小梁

W

Wall

 

 

 

EW

Earthquake Wall

耐震壁

 

 

 

S

Slab

スラブ(床)

 

 

 

VS

Void Slab

中空スラブ

 

○鉄骨形状        原則 : [形状の種類] - [大きさ(高さ×幅)] × [厚さ]

名  称

部材の書き方(凡例)

備  考

鋼管

○-165.2×4.5

 

角形鋼管 ‐ボックス-

□-200×200×9

 

鋼板

PL-9 (厚さ)

t= 3, 4.5,

t= 6,9,12,16,19,22,25,28,30,32,36

平鋼

FB-300×12 (幅×厚さ)

Flat Bar の意味

H形鋼

H -400×200×8×13

 

CT形鋼

CT-200×200×8×13

H形鋼を半分にカット

BH鋼

BH-400×200×9×16

Built-up H形鋼 (組立、溶接)

山形鋼 ‐アングル-

L -125×75×10

2Ls-125×75×10 (2丁合せ)

軽量形鋼もある。

溝形鋼 ‐チャンネル-

[ -300× 90×9×13

軽量形鋼もある。

C形鋼 ‐チャンネル-

(リップ溝形鋼)

C -100×50×20×2.3

2Cs-100×50×20×2.3 (2丁合せ)

軽量形鋼


3.意匠図との関連性、その他(CAD図面で注意していること)

○共通で使えるデータはレイヤを分けて分かりやすく。→データを活用。時間の短縮。

平面図…通り芯、鉄骨柱断面、壁開口、階段、吹抜け部のスラブ開口等をそれぞれ、別レイヤで。

ALC壁は構造図に含まれないが、開口位置に設置する間柱や胴縁(構造部材)は表記する。

ALC壁や胴縁(壁受け)を取付けるRCの腰壁が立ち上がる場合、その腰壁は表記する。

立面図…基準線、通り芯、開口サッシ枠等を、それぞれ、別レイヤで。

○関連する訂正箇所の情報交換。(図面の受け渡しだけでなく)

              例: 庇の追加・削除 → 間柱の設置と関係

階段の回り方、 通り芯・階高の寸法・番号表記(nFL or Zn) → 多くの図面に反映

 

 

 

 

4.その他(CAD図面で注意していること)

◎最も大事なことは「正確・簡潔・明瞭に」…と。

~コピーが出来る~

○リスト、要領図等は他図面からコピーが出来るので、要注意。… 間違いを引き継ぐ可能性あり。

コピーをした時には内容を確認。

自分で描く時には他図面でも使うことを念頭に入れる(特記事項を規則的に)

○書き込み過ぎに、注意。 … 訂正に時間を要する。訂正漏れもある。

その図面の目的を考える。標準図等に描かれていることは必要なければ書かない。不必要にコピーしない。

○文字の大きさ、図面枠、レイヤの設定等、何枚もの図面に影響があることは、初めに確認。

~正確に書ける~

○図面によっては、正確な数値で書くより、早さ、訂正のしやすさを優先。細かくなりすぎないように。

伏図の小梁の幅・番号の振り方、

レイヤ分

○正確さより見易さを優先。線が重ならないように。… 伏図・軸組図の鉄骨の厚さを二重線or単線?

○流用する可能性があれば、正確に。… 軸組図 鉄骨詳細図  リスト → 他の物件

○描きながら、寸法を決めていく場合も正確に。製図=設計。… 鉄骨詳細図:プレートの厚さ、接合位置

○CADでは試作図が簡単に描ける。その長所を活用。

 

 

 

 

参考図書: 建築知識№506建築「図面」のカンドコロ, 構造製図・構造詳細(鹿島出版会)